つるくったるVAPEポエムブログ

bro達はVAPEを、愛してやまないだろ!?映画やなんかもだろ!?

Nam wa banana by vagabond vapor

僕の住む名古屋のDr.vaporさんに、

待望のvagabond vapor/Nam wa Banana(ナムワバナナ) が入荷されました!

このリキッドはDr.vaporさんでは新しいラインナップとなるので、テイスティングされたことがない方も多いかもしれません。


現在はコロナウイルスの影響により、

6月になるまで店頭でテイスティングができないため、

少しでも皆さんの参考になればと思い、大好きなナムワバナナのレビューを書こうと思いました。

今回はあんまりいらんこと言わずに、サラっとまとめてあります。

ちなみにナムワバナナのナムワとは、タイの方のバナナの品種だそうです(ざっくり)。




vagabond vopor/Nam wa Banana

(写真は私物の250mlと50ml。ナムワバナナ愛。)

Dr.Vaporさんでは60ml販売です。

PGVG/50:50

バナナ×シナモン×キャラメル


◆味の所感

vagabondらしいシンプルなバナナリキッドです。そのシンプルに最初は「は?」となるかもしれません。

「バナナにシナモンとかトッピングしたやつってこんな味だよね?」とvagabondが再現性を重視して作ったというよりも、

「我々の考える美味しいバナナのリキッドとはコレである」といった具合の、一見照れ隠しに見えそうな味です。


新しく買ってきたバナナって、若干固いですよね?酸味の初々しさがまだ残っているといいますか。

買ってきてからしばらく置いて甘味が強くなったバナナのそれではなく、ナムワバナナは前者のバナナのイメージです。


甘過ぎず瑞々しく程よい酸味のバナナに、アクセントのシナモン。キャラメルも甘さはなく、ふわっと香るようにリキッドのまとまりの底上げ程度に居る具合です。

僕の個人的な感覚では、

キュッ!と感じるキウイのようなナムワバナナの爽やかな酸味と甘味のバランスが、ほんっっっとに美味しい!!

シナモンやキャラメルのアクセントも、vagabondらしさ溢れた「わざとらしく何か付け足した感ゼロ」です。



◆ビルドについて

0.6Ω付近のビルドがオススメです!

焚き過ぎても味が飛び、かける熱量が少なすぎると味がしません。個人的にはカンタルの24gaあたりがオススメです。

いれて上げる空気の量も上手く調節して、ナムワバナナのメチャクチャ美味しいところを見つけてあげましょう!


vagabondのオーララと並び、ビルドが試される系のリキッドだと思います。美味しく組めてないと味がイマイチ。

あくまでも個人的な感覚ですが、こういう事って素直な感想を書いておいたほうが、このブログを読んでくれたbro達の指標にもなりやすいと思うんですよね。

実際僕もナムワバナナは大好きなのですが、美味しくビルドできないとすぐにやり直します。

美味しく組めた時とそうでない時とではハッキリと味の出方が違うので、そういう意味でも面白いリキッドだと思います。


◆まとめ

ナムワバナナは甘ったるいバナナのリキッドではありません。かといってシンプルなだけのバナナリキッドでもありません。

どこまでいってもvagabondらしさ全開の「スッキリだけど味の輪郭はクッキリ」なバナナリキッドです。


僕はvagabondだとやはり、かなり贔屓目にみてしまうクセがあるようです。今回も例外なくそうです。

飼い猫が世界一可愛いと感じるような愛情をvagabondに感じています。

VAPEに出会ってから今日まで、vagabondをビルドしてなかった事が殆どないんじゃないだろうかというくらいにはvagabondが大好きです。未だに飽きが来ないのは本当にスゴい。

他のメーカーのリキッドも美味しいのは沢山出会っていますが、いつも最後にはホームタウンのごとくvagabondに戻ってきてしまうんですよね。


ナムワバナナはでら美味しいぞbro!

vagabondの中では目立ちにくいのだけど、僕はナムワバナナのポテンシャルの高さを非常に高く評価しています。

vagabondの提案するナムワバナナの世界観は楽しいよ!


https://drvapor.thebase.in/items/23061581

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Dr.vaporさんにて販売中です!

OPIUM /by TOM KLARK'S

僕はBBさんhttps://twitter.com/vapezine1?s=09

のブログの影響で、最近トム・クラークのリキッドを3種類買いました。こういうのは実に楽しいです。

BB broが書いた魂のブログがこの世に存在しなければ、僕は自分の価値判断基準でトム・クラークのリキッドを選ぶことはなかったでしょう。

今回はその中から、オピウムというリキッドのレビューをしたいと思います。


トム・クラークをより深く知って戴きたいので、BBさんのこちらのオピウムのレビューも是非あわせてお読みくださいませ。

https://vapezine.jp/article/tom-klarks-opium.html



BBさんによるTOMKLARK'S徹底解説

https://vapezine.jp/article/tom-klarks.html




TOM KLARK'S/OPIUM (トム・クラーク/ オピウム)

60ml

VG:PG/70:30


トム・クラークのリキッドは食べ物や飲み物を忠実に再現したようなものではなく、トム・クラークが描く世界のイメージの具現化といったリキッド。

あくまでも想像ですが、

「こんなん作ったら受けるでしょ!」って作った感じではなく、

「ワイの作る世界観を感じろ!」って感じです。リキッドでアートしてる感じ。勿論テーマとメインフレーバーはあるでしょうが、

あのヒゲチョビめ!


そのアート感なのですが、

このオピウムから僕は何故か西洋のそれよりも、日本の浮世絵や美人画のような物憂げな色気を感じてしまいます。

このオピウム、

10人のベイパーがいたら、10人それぞれ違って見える世界とイメージがあることでしょう。

ほんと不思議な味です!こんなの初めて!

シャワーを浴びるとフェロモンが消えてしまうからと、明かりを消してしとしとやってくるオピウムがやめられません。


今回はSPICA RTA、1.2Ωのビルドにて13Wで吸いました。



◆オピウムの味の所感


なんと禁欲的な味なのでしょう。。。


ひと口吸って「お前の事はわかった!」とはなりませんでした。

リキッドが貞操帯を付けて理性をブチ壊しにくるような不条理な怖さと色気があります。畳の臭い漂うステルスエロスの色気ですね。

そのうえ、このリキッドはなんだか物憂げで儚げで、粋なのです。

BBさんがシチュエーション系リキッドというのもよくわかります。僕もイメージ重視でレビューしています。


まず感じたのはスモーキーなウイスキーの香りと、キラリと一筋の太刀が光る日本酒のようなインスピレーション。

vagabondのサントリーニサンライズや、druid's brewのクロウブラックのカルダモンのアプローチから感じるシトラス感。

ツツジの花の蜜のようなほんのりとした優しい甘味と、アンモニアライクなコクのあるフェロモンクリーム。

そして、美味しい土。苦味はありません。

これらがまったく掴みどころがなく、万華鏡のように目まぐるしくなる味のオピウム。チェーンする度にいつも違います。まるで鏡張りの迷宮。もうすこしで江戸川乱歩の世界です。

屋根裏を散歩したくなる味のエロさ!

「何味?」って聞かれても、とりあえずこんなことくらいしか書けないユメジを許して。

僕、実は洋酒系のリキッド苦手なんですけどね。オピウムはメチャ美味しく感じてしまいます。


この心地よいスモーキー·ウイスキーな土の香りなのですが、

もしかしたらトム・クラークは、ウイスキーを作るときに燃やす「ピート」の香りのアクセントを再現したのかな?と思わないでもないです。

(あとでVaper's Nestさんのホームページをみたら、ピートに関しての説明がありました。全て自分のインスピレーションで先に書いたので、このままにしておきますすみません)


そして恐らく全くチョイスされてないでしょうが、僕には日本酒のインスピレーションも感じました。このリキッドからはどうしても「和」の湿度を感じてしまう。

さらになぜなのか、カルダモンのようなシトラス感。


実際にはもっとなんていうか、

上にも書いたように「物憂げで儚げで、粋」な味なんです。女性の着物の襟口の味だとか、なんでも書けてしまう。


一体なんなの?でら美味しいんだけど!!



◆オピウムのクセ感について

「この味に出会えたらいいな!」といった具合に、不思議とチェーンしたくなるクセが魅力のオピウム。

クセの強さに関しては、Haloのタバコ系のリキッドのほうが強いと思います。あれはまた別の美味しさ!

クセのベクトルがちょっと違うかなと思いますね。


オピウムのクセ感を映画で例えるなら、キューブリックの『アイズワイドシャット』のような緩めの難解さと『時計仕掛けのオレンジ』のようなエンターテイメント性を合わせたような感じです。

話の大筋を理解できなくとも「面白かった」という気持ちになれるタイプ。

けどフェリーニの『8 1/2 』まではいかない。Haloのリキッドはどちらかというとこっち。好きな人はほんと好き。

どちらも吸った者が混乱を許されるリキッドです。書いている僕も混乱していて気持ちいいのかもしれません。



◆オピウムの色気

オピウムには叶姉妹の張りぼて派手エロスみたいな安っぽさは微塵も感じません。あれではちっとも裏切られませんから、その辺の猿芝居アダルトと同じです。

オピウムから感じる色気は、大人になった新垣結衣さんがフレーム単位で垣間見せる「手を伸ばしたくなる美しさ」なのです。

直接的な張りぼてエロスではなく、心に問いかけてくる色気。落ちこぼれた獣のようなセクシー下着ではなく、女性の着物の美しさ。

でも脱いだら同じなのか?教科書何ページ目?

ミスチルならそう歌ってるけど、オピウムはどう?



◆最後に

オピウムは言うならば、健全な性教育リキッドですね。

大人になりそびれて困り果て、渇いた憧ればかりが部屋を転がり散らかって、

枕に沈めた顔がむくんできたドリーマーには打ってつけです。要するに僕のようなヤツです。


「ここは天国なの?」

「そんなこと誰が言ったんだよ、でも幸せだろ?」

そんなリキッドです。


Vaper 's Nestさん

https://vapers-nest.shop-pro.jp/?pid=143878701

ココで買えますよ!

GOLD GOBLIN by ROC

GOLD GOBLIN(ゴールドゴブリン)

PGVG/45 :55

アニス×ブラッドオレンジ×清涼剤


大好きなゴールドゴブリン。再入荷をずっと待っていたよbro.

ROCのGOLD GOBLINの魅力を語るには、まずは伝え聞いたゴールドゴブリンの昔話をしなければなりません。僕のベイプブログはいつだって無駄話ばかりです。諦めてください。


僕の大好きなアニス。アニスはいつでも秘密基地です。すぐにバレてもいい薄皮の重なった心の隠れ家。

いつか祖母から聞いた昔話では、そこで暮らすアニスの悪魔達が、スロープの坂を転がるブラッドオレンジを追いかけて遊ぶのが大好きだったそうです。

しかし一度転んでしまうと、そのまま下り坂をグルグル回るのを止められずドロドロに溶けてしまい、その身体からアニスの良い香りが漂っていたそうです。

その時どこからか聞こえてくる鐘の音を合図に、他の悪魔達がそこへブラッドオレンジをたくさん運んできて、

骨のやぐらを手早くだらしなく組み上げ、歌い踊りながらこのリキッドを作って人間達のために置いていったそうなのですが、

これを聞いた者は必ずこの昔話を語り継がねば、死ぬときに呪われて悪魔にされてしまうそうです。


そう、だから僕も誰かにこの昔話を語り継ぐ必要がありました。皆さんこんにちは、ユメジゴブリンです。鼻先を弄ぶ五月の夜のそよ風はアニスの香りがしています。


僕はこの頃、ベイプのレビューをキレイにまとめることを諦めてしまいました。誰が読んでも一定の説得力をもたらせるような文章を書く力がないと悟ったからです。

すぐに卑猥な例えを持ち出したりする悪い癖を直すこともできそうにありません。

諦めは肝心です。正体を必死に隠そうとする姿は子供達のためによくありませんし、

恋や卑猥、蒸れ盛る肉体のから騒ぎをベイプに結び付けたものをレビューとする僕のブログは、場末で見付けた隠れ家のような気持ちで読んでください。


◆味の所感

ゴールドゴブリンのアニスは誰かの憧れのような味がします。熟れたブラッドオレンジにこのアニスを漬け込んだような味わいのゴールドゴブリン。少しの清涼剤も。

しかしこのアニスは決して気難しいアニスではなく、ゴールドゴブリンには必要不可欠な小悪魔です。

誰にでも身体を許してしまう尻の軽いオレンジリキッドをROCは作りませんが、

このゴールドゴブリンでは心を軽くする小悪魔なアニスがあることにより、誰かに身体を委ねてしまいたくなる夜のような魅惑的な味わいに仕上がっています。

ブラッドオレンジを使っていますが、どちらかと言えばヨーロピアンなイメージのフレーバーというよりも、エスニックなイメージのフレーバーだと思います。酸味と甘味の絶妙なバランスがbro達の魂にも宿ることでしょう。

bro達が幾度も飲み込んできた涙も届かなかった願いも、全てこのゴールドゴブリンに詰まっています。



僕は現在に至るまで、このゴールドゴブリンを4本吸いきりました。家にいる時はほぼずっとベイプの虜なので、リキッドの減り方も早いです。たくさん吸ったリキッドのレビューはどうも面の皮が厚くなった文章になりがちなことをお許しください。


しかしながら、いくら面の皮の厚い場末の隠れ家であろうとも、必要最低限の目安やわかりやすさは必要である。


◆どんな人にオススメか

まずやはり、フルーツ系のリキッドが好きな人にとてもオススメです。けれどフルーツ系でも少しクセのあるモノが吸いたい、うんざりするようなほどのクセは要らないが、思わず頷いてしまうようなアクセントのクセが欲しい。

そんなフルーツ系リキッドフリークのbro達に、特筆すべきゴールドゴブリンのアニスクセの良さはオススメです。アニスを使ったフルーツリキッドはたくさんありますが、ゴールドゴブリンのアニスは「アニスがなくても十分美味しいフルーツリキッド」ではなく「アニスがなければ絶対に物足りないリキッド」です。


次に、フルーツ系がそこまで好きではないbro達にもオススメしたいです。普段はタバコ系やバニカス等のスイーツ系のリキッドをメインで楽しんでいるbro達にです。

ゴールドゴブリンは吐き出すときに、まるでフルーツタバコ系のような緩やかにじゃれ合う渋みが存在しています。これはゴールドゴブリンのアニスとブラッドオレンジの渋皮のような組み合わせのヒントがなせる技です。清涼感もあるので、メンソールタバコ系が好きな人にもオススメできますし、バニカス系のチェイサーのような感覚でスッキリサッパリ楽しむこともできます。


◆ビルド

僕はあいかわらずRTAのDLです。手持ちのSKYLINEやfev、本来はMTLアトマイザーであるsiren2やGATEなど色々試しましたが、どれも見せる表情が違って面白いなと思いました。高いアトマイザーじゃなきゃゴールドゴブリンの真価がわからないなんてことはありません。

割愛しますが、勿論ドリッパーでも美味しいです。


ワイヤーは過ちにまみれた悦びのカンタル24ga。干からびたゴブリンの3ミリの指先にマイクロで5~7巻き付けたあと、最後の夜を最愛の人に伝えるようにコットンを遠し、呪いを免れた好みのワッテージをかけてあげてください。性感帯はbro達の数だけあります。ワイヤーも色々試してみて下さい。いつもぼくが使う28×28+38のニクロムフューズドクラプトンで少し焚き気味に吸うのも美味しいです。



◆最後に


https://drvapor.thebase.in/items/27364020

いまDr.voporでは送料無料にて購入できます。アニス顔したスタッフゴブリンさん達が、歌い踊りながらゴールドに配送してくれます。