つるくったるVAPEポエムブログ

bro達はVAPEを、愛してやまないだろ!?映画やなんかもだろ!?

I4U Liquid × VAPE SHOP FROG【『 』】

リキッド詳細はコチラに。


https://vapefrog.base.shop/items/52125594



(※I4Uさんより引用)



bro達よ、安心しろ。

いま諸君がそこに“存在る”のは、セックスのおかげだ。

縦の糸はペニスで、横の糸はワギナだ。

ああ、俺を支えてくれよな。

でも決して触れないでくれ。

『   』はとても美味しいリキッドだ。


今回は細かい説明(値段とかPGVG比率など)は全部抜きにして、

このリキッドへの情熱に全てを注ぐことに決めた。

好きな体位から好きな体位へ這い渡るようにだ。

照れ笑いを向けあう二人の体位は、いつだってとびきり可愛いのである。

それでどうだ、

bro達もたいてい、二人きりになりたがる。

三人などでもいいが、その時は混ぜてくれ。





(※I4Uさんより引用)


朝目覚めると、我々は大抵VAPEを吸う。

肺の奥の奥まで、深く吸う。

僕も例外なく、そうだ。

すると、聴こえたんだ。




···チュッチュッチュッ

ほらほら、愛の小鳥だよ、チュッチュッチュッ···

愛の愛の、僕は愛の、チュッチュッチュッ···

君には聴こえているのかい···

チュッチュッチュッ···

右ハンドル左車線は気持ちいいよね···

チュッチュッチュッ····




『    』という名前のリキッド。

発売から数週経つが、その売れ行きは凄まじい勢いである。

僕は胸をざわつかせ、空白なままでそれを眺めていた。

仙台のVAPE SHOP FROGさんで取扱いがあるのだが、

ネット販売での争奪戦に勝ち名乗りを上げられなかったベイパーが山程いた、話題のリキッド『    』。




しかし、その売れ行きに反し、

このリキッドのレビューにあまりお目にかかれない。

誰かそろそろブログに書いても良さそうなものなのだが、

いまのところTwitterにも流れてきていない様子である。

売れ行きが凄まじく、既に吸っているベイパーも多いハズなのに、

肝心の味の感想が殆どあがってこないのは何故なのだろうか。

「何味かわからないけど美味しい」

「不思議な味がする」

こういった感想のほどは見かけるのだが。。。


僕はある程度の具体的な感想が聞きたくなった。このままではお嫁にゆけない。

よもや箝口令でも敷かれているのではあるまいかと疑う程、具体的な感想を今日まで目にしてこなかった『    』。

ならばこのユメジが、その空白を暴きに行こうではないか。

僕はメシ泥棒のようなほっかむりを被り、襷掛けには小さな文字で『    』と書いた。

顔付きはペンギンが相応しく思え、それ以外の事は大抵なんとかなった。



◆リキッドを吸った感想


···スコー、プハー···

···スコー、プハー···

···コーサク·シマ···コーサク·シマ···


···果たして気が付けば、辿り着いたのは霧の森だった。

清らかな恋の後遺症のような匂いに満ち溢れている。

出口を知らぬままのペンギン顔な僕のことなど、誰も知らないようで安心できる。

何かを追いたてるように忍び足を誘う森。

憩い火の名残りがあちこちにあるのだが、決して誰にも出会わない。



···辛うじてスミレの花が咲いていた。

それでわざと何もかも忘れて、リキッドの味を探ろうとした。

迷子になって楽しくて、

それでも僕はチェーンをやめなかった。

誰も僕を思い出さぬ悦び。

僕はダメなヤツなんだ。

分度器みたいにペラペラだ。

迷子楽しや、帰りは怖い。

美味しいリキッド、怖くなるよ。



僕が感じた『    』のファーストインプレッションは、これくらい抽象的な喫味なのであった。

でもこれじゃ、何も伝わらないな。

ゆるふわ系不思議ちゃんに見せかけて、中身なんにもないクソつまらねえ女みたいだな。

え?なに?コンプライアンス?

そんなの知るか!

オナニーでもしてやがれクソくらえだ!

歩きチンポクソオナニーめ!

コーサクシマ!コーサクシマ!

チュッチュッチュッ!



僕はこのリキッドが、日本から産声をあげた事をとても嬉しく、誇らしく思う。

FROGさんの触れ込みも非常に魅力的だった。

 

vagabond vapourのサントリーニサンライズやクルカクール、Druid's brewのスノークイーンなどが好きな人にはオススメですというのも、心から頷ける。

ついでにいうなら、グレマリが好きな人にも刺さると僕は思う。


吸っている感じ、

確かに(僕の感覚では)グレマリもスノークイーンも、

サントリーニも、クルカクールも“存在る”。

しかしそれでいて、

そのいずれにも非ず。

新しく愛される空白。

だから、『    』。

Oh,oh, Tomorrow never knows.


僕はI4Uさんに、陰ながらとびきりの賛辞を贈りたい。

本当に素晴らしい。

メチャクチャ美味しい。

このフレーバリングセンスには、弾けながら砕けたりして、いつまでも浴びていたい。

ついついたのしくて、怖くなるリキッド。


レジェンダリーリキッド達のオマージュのようにも感じるし、

それらの影響を新しく解釈し、

全く新しく表現することに成功した稀有なリキッドであるように思う。

ロックをやる時点で既にオリジナルではないが、

どう表現するのかがオリジナル、みたいな。

誰の言葉だっけかなこれ。




モッタリせず、スッキリ。

緩やかで妖しげなフルーティーやリコリスで狙った“アンバランス”さ。

ようやくたどり着けた先のスミレや、

僕にはわからない様々なフレーバーヒントで織りめぐらされた“空白”。

最後にはお洒落な余韻のタバコになって抜けてゆく。

世の中には一見アンバランスなようで、その実とてもバランスの良いモノがたくさんあるが、

『   』もまさにそれだと僕は思う。


ガンクの付きづらさにも注目。

ついついチェーンしてしまうから始末が悪い。

フレーバーラインナップを見て吸ってもうまくそこに辿り着けそうにないし、

それでいて全部感じられるような勘違いも楽しい。

クセ感はあるんだけど、嫌味がないんですよね。


そして、

「クセ系」という、予定調和のぬるま湯に浸かることもなく、

I4Uさんにしか作り上げられないような繊細さで仕上がっている。

物凄く丁寧に優しい尖り方だから、

全然重たさもないし、逆に軽さもない。

無重力の空間で重力を懐かしむような感覚。

それってセックスじゃん。


一応、ジャンルとしてはタバコ系に分類されるところなのだろうけれど、

これを簡単に「タバコ系」って言っちゃうのも勿体無いくらい、不思議に美味しい。

はやく出会いたかったよ、こんなリキッドなら。


抽象的な文章がウリの我がブログ(偉そうだ)で、

それでもなるべく具体的に書くとすれば、

僕のつまらない感覚で申し訳ないのだけれども、


最初フルーティーなんですよね、控えめに。

決してジューシーとまではいかず。

でもすぐさま消えてしまって、ボタニカルが来る。

これも極めてウィスパー。

そしてそれさえも直ぐに消え去って、

エスニックやらヨーロピアンやらが綯交ぜになって、

最後に穏やかなタバコが締めくくる。

気が付けばコーヒーを流し込むbro達がいる。

『   』。

天国だな。

ちなみに天国には胡散臭いヤツもたくさんいるのだが、

それでも天国は期待を裏切りながら、ずっと優しい。



◆ビルド





低ワット推奨という事なのだが、

パンクな俺はそれを無視し、夜の校舎を尾崎豊して回った。

まずアタマンV5にてカンタル線0.7Ω付近にて20W~DLで吸ったが、

これは正直あまり好きではなかった。

そこからワッテージを下げても同様。

だから黙ってブラを外した。

売られていた時には¥7500だった。


次にGUSのルビィRTAにてカンタル線0.9Ω付近にて12~14Wあたり。

ちなみにMTL。

これがメチャクチャ気に入った。

確かに低ワットのほうが美味しかった。

上にずっと書いてきたのは、このアトマイザーで起きた出来事が殆どである。


それでも飽き足らず、

ジェネシスアトマイザーを2つビルドした。

一つはワッテージモード、もう一つは温度管理モード。

このどちらも悪くなかったのだが、

正直僕はコットンビルドでいいやと思った。

このあたりはきっと好みだろう。

コットンビルドの温度管理だけまだ試してないが、

そのうち試して、近所の道祖神にお供えでもしようと思う。



◆おわりに


周年記念コラボリキッドということなのだが、

どうか定番化されて欲しいと願うばかりである。

そう願っていたら···


このリキッドは、きっとファンも多いはず。

僕はメチャクチャ好きです、このリキッド。

FROGさんには遊びに行ったことがないのだが、僕の大好きなvagabondシリーズか揃っていたり、

RTAアトマイザーに物凄く強いイメージだったりと、

実はメチャクチャ行ってみたいお店なのである。僕はタンク狂なので。



それにしても、物凄いコラボリキッドだなあと思う。

音楽で言うなら、宮本浩次と椎名林檎の『獣ゆく細道』くらいの衝撃を受けてしまっている。

I4UさんとFROGさん、

一体どちらが椎名林檎で宮本浩次だったのだろうか。



それとこのリキッドって、どんなやりとりで出来上がったんだろうか?

イメージをFROGさんがイメージを伝えて、それをI4Uさんが具現化して···みたいなところだろうか。

僕のウズラ頭ではこの程度の事しか思い浮かばないが、

こういう味のリキッドが生まれた事が、とにかく素晴らしい。




人間は何かを例える度に、誰にも気づかれない快楽に浸っている。

自分も例外ではなかった。

僕は傾きながら歪んで退屈に飛び回る円盤のような例え男だ。

話題はいつだってラフレシアみたいなもんだ。

揺れながら閉じこめられた錠剤は溶けながら体内で生涯を刻む。

bro達は眠れているかい?

チュッチュッチュッ···


やはり、例えたい。

最後にこのリキッドを、井上陽水の『夢の中へ』で例えてみたくなった。

曲調は明るいのに、何故か、

「残念でしたねえ」

と井上陽水に言われてるような気がしてならない『夢の中へ』のような、フワフワした世界観を感じる『   』。

それなのに、なぜか何度も聴きたくなってしまうような。

耳が犯されて、脳も奪われて、

我々がどうにかこうにかイメージを浮かばせた頃には、

「ええどうぞ、それが狙い通りです」

と囁かれてるような。

『    』はこんなにステキで、魅惑的な感覚を揺さぶられるリキッドです。