つるくったるVAPEポエムブログ

bro達はVAPEを、愛してやまないだろ!?映画やなんかもだろ!?

OPIUM /by TOM KLARK'S

僕はBBさんhttps://twitter.com/vapezine1?s=09

のブログの影響で、最近トム・クラークのリキッドを3種類買いました。こういうのは実に楽しいです。

BB broが書いた魂のブログがこの世に存在しなければ、僕は自分の価値判断基準でトム・クラークのリキッドを選ぶことはなかったでしょう。

今回はその中から、オピウムというリキッドのレビューをしたいと思います。


トム・クラークをより深く知って戴きたいので、BBさんのこちらのオピウムのレビューも是非あわせてお読みくださいませ。

https://vapezine.jp/article/tom-klarks-opium.html



BBさんによるTOMKLARK'S徹底解説

https://vapezine.jp/article/tom-klarks.html




TOM KLARK'S/OPIUM (トム・クラーク/ オピウム)

60ml

VG:PG/70:30


トム・クラークのリキッドは食べ物や飲み物を忠実に再現したようなものではなく、トム・クラークが描く世界のイメージの具現化といったリキッド。

あくまでも想像ですが、

「こんなん作ったら受けるでしょ!」って作った感じではなく、

「ワイの作る世界観を感じろ!」って感じです。リキッドでアートしてる感じ。勿論テーマとメインフレーバーはあるでしょうが、

あのヒゲチョビめ!


そのアート感なのですが、

このオピウムから僕は何故か西洋のそれよりも、日本の浮世絵や美人画のような物憂げな色気を感じてしまいます。

このオピウム、

10人のベイパーがいたら、10人それぞれ違って見える世界とイメージがあることでしょう。

ほんと不思議な味です!こんなの初めて!

シャワーを浴びるとフェロモンが消えてしまうからと、明かりを消してしとしとやってくるオピウムがやめられません。


今回はSPICA RTA、1.2Ωのビルドにて13Wで吸いました。



◆オピウムの味の所感


なんと禁欲的な味なのでしょう。。。


ひと口吸って「お前の事はわかった!」とはなりませんでした。

リキッドが貞操帯を付けて理性をブチ壊しにくるような不条理な怖さと色気があります。畳の臭い漂うステルスエロスの色気ですね。

そのうえ、このリキッドはなんだか物憂げで儚げで、粋なのです。

BBさんがシチュエーション系リキッドというのもよくわかります。僕もイメージ重視でレビューしています。


まず感じたのはスモーキーなウイスキーの香りと、キラリと一筋の太刀が光る日本酒のようなインスピレーション。

vagabondのサントリーニサンライズや、druid's brewのクロウブラックのカルダモンのアプローチから感じるシトラス感。

ツツジの花の蜜のようなほんのりとした優しい甘味と、アンモニアライクなコクのあるフェロモンクリーム。

そして、美味しい土。苦味はありません。

これらがまったく掴みどころがなく、万華鏡のように目まぐるしくなる味のオピウム。チェーンする度にいつも違います。まるで鏡張りの迷宮。もうすこしで江戸川乱歩の世界です。

屋根裏を散歩したくなる味のエロさ!

「何味?」って聞かれても、とりあえずこんなことくらいしか書けないユメジを許して。

僕、実は洋酒系のリキッド苦手なんですけどね。オピウムはメチャ美味しく感じてしまいます。


この心地よいスモーキー·ウイスキーな土の香りなのですが、

もしかしたらトム・クラークは、ウイスキーを作るときに燃やす「ピート」の香りのアクセントを再現したのかな?と思わないでもないです。

(あとでVaper's Nestさんのホームページをみたら、ピートに関しての説明がありました。全て自分のインスピレーションで先に書いたので、このままにしておきますすみません)


そして恐らく全くチョイスされてないでしょうが、僕には日本酒のインスピレーションも感じました。このリキッドからはどうしても「和」の湿度を感じてしまう。

さらになぜなのか、カルダモンのようなシトラス感。


実際にはもっとなんていうか、

上にも書いたように「物憂げで儚げで、粋」な味なんです。女性の着物の襟口の味だとか、なんでも書けてしまう。


一体なんなの?でら美味しいんだけど!!



◆オピウムのクセ感について

「この味に出会えたらいいな!」といった具合に、不思議とチェーンしたくなるクセが魅力のオピウム。

クセの強さに関しては、Haloのタバコ系のリキッドのほうが強いと思います。あれはまた別の美味しさ!

クセのベクトルがちょっと違うかなと思いますね。


オピウムのクセ感を映画で例えるなら、キューブリックの『アイズワイドシャット』のような緩めの難解さと『時計仕掛けのオレンジ』のようなエンターテイメント性を合わせたような感じです。

話の大筋を理解できなくとも「面白かった」という気持ちになれるタイプ。

けどフェリーニの『8 1/2 』まではいかない。Haloのリキッドはどちらかというとこっち。好きな人はほんと好き。

どちらも吸った者が混乱を許されるリキッドです。書いている僕も混乱していて気持ちいいのかもしれません。



◆オピウムの色気

オピウムには叶姉妹の張りぼて派手エロスみたいな安っぽさは微塵も感じません。あれではちっとも裏切られませんから、その辺の猿芝居アダルトと同じです。

オピウムから感じる色気は、大人になった新垣結衣さんがフレーム単位で垣間見せる「手を伸ばしたくなる美しさ」なのです。

直接的な張りぼてエロスではなく、心に問いかけてくる色気。落ちこぼれた獣のようなセクシー下着ではなく、女性の着物の美しさ。

でも脱いだら同じなのか?教科書何ページ目?

ミスチルならそう歌ってるけど、オピウムはどう?



◆最後に

オピウムは言うならば、健全な性教育リキッドですね。

大人になりそびれて困り果て、渇いた憧ればかりが部屋を転がり散らかって、

枕に沈めた顔がむくんできたドリーマーには打ってつけです。要するに僕のようなヤツです。


「ここは天国なの?」

「そんなこと誰が言ったんだよ、でも幸せだろ?」

そんなリキッドです。


Vaper 's Nestさん

https://vapers-nest.shop-pro.jp/?pid=143878701

ココで買えますよ!